
美しい日本語のうた 写真
「美しい日本語のうた」
Pf. 粥川愛
Sop. 粥川恵理子
2012年1月29日(日)
15:00 開場 15:15 開演
二子玉川ライズ タワー&レジデンス
Program
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♪ 木下牧子作曲“おんがく”
木下牧子は、合唱曲、歌曲、吹奏楽、管弦楽曲等、幅広く作品を発表している女性作曲家。
この曲は、もともと無伴奏合唱曲であり、彼女の代表曲のひとつです。作詞は、童謡「ぞうさん」などで知られる、まどみちお。そのおおらかでユーモアのある世界観が、彼女の音楽と調和し、聴いている人を、穏やかでやさしい気持ちにさせてくれます。
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♪ 山田耕筰作曲 “待ちぼうけ”
北原白秋 作詞、山田耕筰 作曲の童謡。歌詞は中国の教えをもとに作られました。
その教えとは・・・
昔、中国に、稲作をする百姓がいた。彼の田んぼの隅には切り株があり、ある日、そこにうさぎがぶつかり、百姓はおもわぬ獲物を手に入れた。それに味をしめ、次の日からは働かず、またうさぎがこないかと待っていたが、二度と来なかった。そのため稲は実らず、百姓は国の笑いものになった。というもの。
「偶然の幸運を当てにして無為に過ごすな。楽をして金儲けをしようと思うな」という意味の歌として、今も多くの人々に愛唱されています。
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♪ 山田耕筰作曲 “からたちの花”
山田耕筰は幼い頃養子に出され、工場で勤労しながら夜学で学びました。耕筰は自伝において、工場でつらい目に遭うと、からたちの垣根まで逃げ出して泣いたと述懐しています。
この歌は耕筰のこの思い出を白秋が詞にしたものです。そこには「からたちのとげは痛い」人生の痛み、「青い針のとげ」の排他的で防衛的な気持ちや「秋は実る」「まろいまろい金のたま」の人間としての完成があり、そして、「からたちのそばで泣いた」悲しみのときに「みんなみんなやさしかった」周囲の人たちの親切が自分を育ててくれたことを行間に暗示させています。
単純な自然描写ではなく、「からたちの花」に託した叙情詩なのです。
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♪ 中田喜直作曲 “夕方のおかあさん”
中田喜直は、「早春賦」を作曲した中田章を父にもち、自身も日本の四季を題材にした「小さい秋みつけた」「夏の思い出」など、数々の名曲を残しました。
「夕方のおかあさん」は、「ごはんだよォ」のフレーズが印象的な、日常にある幸せを感じさせてくれる曲です。
童謡や歌曲、合唱曲からピアノ曲まで、1000曲以上を作曲し、親しみやすい名曲を数多く残した中田喜直は、日本のシューベルトと言うのにふさわしい作曲家でしょう。
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♪ ショパン作曲 エチュード“黒鍵”
ショパンは、27曲の練習曲(エチュード)を残していますが、その当時、演奏技術を磨く目的だった練習曲に、豊かなメロディー、ハーモニー、情調の深みなど、彼独特の新しい奏法を盛り込み、芸術音楽にまで高めました。その一曲一曲は、ピアニストが克服しようとしている技術的困難について何も知らない聴衆にさえ、深い感動を与える、インスピレーションに満ちた詩といえます。
「黒鍵」という愛称で親しまれているこのエチュードは、右手のメロディーがほとんど黒鍵で書かれ、短い中にも輝かしい演奏効果を持った曲です。
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♪ ショパン作曲 ワルツ“小犬”
小犬が自分の尻尾を追ってくるくると回る様子から着想を得て作られました。彼のワルツの中でも最も親しまれている作品で、軽快で華やかなワルツです。
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♪ ドニゼッティ作曲 オペラ「リタ」より“清潔でおしゃれね”
ドニゼッティはロッシーニ、ベッリーニと並んで19世紀前半のイタリアオペラを担った作曲家です。オペラは70作品ほど作られましたが、現在上演される作品はそれほど多くはありません。
この曲は宿屋を切り盛りしている勝気な女性リタが、「お店も何もかもうまくいっているわ。私以上に今の生活に満足している人っているのかしら♪」とご機嫌で歌います。
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アンコール 谷川俊太郎作詞、大熊崇子作曲 “じゃあね”
解説・ 粥川愛 粥川恵理子


粥川 愛 Ai Kayukawa (Piano)

粥川愛
岐阜県立加納高等学校音楽科卒業、卒業生最優秀者に贈られる第1回ダンテ伊藤賞受賞。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学大学院修士課程修了。
ポーランド政府給費留学生、及び文化庁新進芸術家海外研修生として渡欧。ワルシャワ・ショパン音楽大学研究科を満場一致の賛辞を得て修了。
在学中より国内外の数多くのコンクールに入賞を果たし、2009年、第14回日本モーツァルト音楽コンクール第1位受賞。2010年、第4回エウテルぺ国際ピアノコンクール第1位受賞(イタリア)。
同年、岐阜県文化・スポーツ功績賞(旧岐阜県民栄誉賞)受賞。
2011年、第10回モーツァルト国際コンクールにて、特別賞にあたるベーレンライター・ウアテクスト賞受賞(ザルツブルク)。ワルシャワを始めヨーロッパ各地で演奏活動を行い、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ女史の推薦によりドイツ・ワイマールにてコンサート出演。
「Najdłuższe Urodziny Fryderyk Chopin200lat」演奏会のオープニングに、唯一の日本人として出演しBBCを始め世界中のメディアで放送される。
ショパン音楽大学主催によるショパン全曲演奏会出演。
NHKカルチャー主催文化交流祭においてワルシャワとパリで行われたショパン生誕200年記念演奏会出演。
コルデガルダショパンより招かれ2度のリサイタルの他、イタリア・コラートにてソロリサイタルを開催し、好評を博す。
2011年、NHK-FM名曲リサイタルに出演。これまでに、藝大フィルハーモニア、東京モーツァルトプレイアーズ、イェナフィルハーモニー管弦楽団(ドイツ)などと共演。
これまで可知啓子、長野量雄、坪田昭三、山城浩一、エヴァ・ポブウォツカの各氏に師事。フォルテピアノ(古楽器)を小倉貴久子氏に、室内楽を植田克己、苅田雅治の各氏に師事。
現在は東京を拠点に全国で演奏活動を展開し、クラシック音楽の本質を感じられる本格的なプログラムでソロをはじめ、室内楽演奏会、ファミリーコンサートまで、レパートリーを常に拡げながら、ピアニストとして幅広く演奏活動を行っている。
粥川愛 オフィシャルホームページ
粥川 恵理子 Eriko Kayukawa (Soprano)

粥川恵理子
岐阜県立加納高等学校音楽科卒業、卒業生最優秀者に贈られる第5回ダンテ伊藤賞受賞。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。同声会新人演奏会に出演。
1997、98年共に、岐阜県小中学生作曲コンク─ル優秀賞。2008年、第9回岐阜新進演奏家オーディション合格、同コンサート出演。2009年、美濃市主催「粥川愛・恵理子ジョイントリサイタル」に出演。2010年、第1回クラシック演奏家オーディション合格。
2011年、モーツァルテウム大学サマーアカデミーにてバーバラ・ボニ―に師事。(ザルツブルク)修了演奏会出演、及びディプロマ取得。「岐阜市民芸術祭 洋楽部会推薦 リサイタルシリーズVol.1」 に出演。
「エンゼルクラシックス」のメンバーとして、定期的に演奏会に出演。NPO法人日本声楽家協会後援、主催 寿子ども家庭支援センターにて、「親子でゆったりコンサート」に出演、また定期講座「おうたであそぼう」講師。
「天使バレエスクール」声楽講師。イタリア後期ルネサンスを代表する声楽アンサンブル、「マドリガーレ」をレパートリーとした「Concerto Sotto l’Albero」メンバー。
東京二期会オペラ研修所研修生。
これまで坂井郁子、石井富蔵、中村美奈子、大島洋子、佐橋美起、寺谷千枝子の各氏に師事。

